現在公開中の『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観に行った。
戦場で少佐が言っていた「あいしてる」という言葉の意味は、なんだろう?────。
戦うことしか知らなかった一人の少女。
代筆業で様々な人に出会い、様々な言葉に触れ、大切な人を想う気持ちを少しずつ獲得していく物語。
アニメ本編では4回ぐらい泣いたし、映画も開始5分ぐらいで少し泣いた。
アニメに出てきた女の子の孫が出てくるの反則だろうが……!何回泣かせるつもりだよ。
ウルウル……
「フガッ」
ん?
その音は、隣の席に座っている人間が発していた。
まあ、普通に泣けるシーンだしな。
「ヒグッ」
え?
「ブヒ」
・・・・・・。
隣に座っていたのは人ではなく、ゲノム編集によって5秒に1回啼くようにプログラムされた豚だったようだ。
「モゴッ」
・・・・・・
その後、何度も感動の場面があったが、俺の眼は潤むどころか砂漠の如くカッピカピに乾ききっていた。
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン ~完~